電源の採用を検討する際にチェックするポイントの一つとして、各種「規格」がありますが、
今回は「安全規格」について触れたいと思います。
規格取得と規格準拠
皆さまご存じの通り、日本の安全規格であるPSE規格ですが、我々がご提供するカスタム電源でも、電源単体でPSEを取得する場合と、電源単体ではPSEを取得せずに準拠にて製造する場合があります。
違いは、電源を機器組み込みにて使用するか、機器に組み込まず電源単体で外部接続にて使用するか、という点になります。
PSEは完成品(最終製品)を対象とした安全規格のため、電源単体で使用する際、取得は必須となりますが、機器組み込みにて使用する場合は電源単体での取得は必要ありません。
各国の安全規格について
製品を海外展開する際は、仕向け国によって異なる安全規格の取得が電源単体、もしくは完成品(最終製品)にて必要になります。

ヨーロッパ:CEマーキング(定電圧指令、EMC指令、機械指令)
/アメリカ:UL規格(UL60951-1 情報処理機器が該当)
/カナダ:CSA規格(C22.2 NO60950-1 情報処理機器、cUL規格)
/日本:PSE(電気用品安全法)/中国:CCC(中国強制認証制度)
/:韓国:KCマーク認証